新・同棲時代 愛のくらし
(C)1973 松竹
夕雨子はOL、武男はイラストレーターのたまごである。二人が同棲生活を初めてから一年が経った。夕雨子の学生時代の親友・千春は、よく新婚の夫・功一を伴ってはアパートに遊びに来た。だが、世帯染み、人間が変っていく千春を見る度に、夕雨子は結婚に対しての疑問が大きくなっていった。ある日、夕雨子は妊娠したことを知った。自分たちの子供を育てていく決意を固めていた武男はそれほど慌てはしなかった。だが夕雨子は、武男に負担をかけたら、二人の愛の絆が切れてしまうことを恐れ、一人決心して堕ろしてしまった。